白くて小さい花が、とても可愛らしいスズラン(鈴蘭)です。
この記事では、そんなスズランの花言葉・誕生花についてご紹介したいと思います。
目次
スズラン全般の花言葉
スズラン全般の花言葉は4つで、
- 再び幸せが訪れる
- 繊細
- 純潔
- 謙遜
があります。
多くもなく少なくもない、ちょうどよい数の花言葉ですね。
怖い?スズランの裏花言葉
さらにスズランには、「裏花言葉」というものが存在します。
6つほどあり、
- リラックス
- 平穏
- 幸せが帰ってくる
- 再び幸せが訪れる
- ピュア
- 無意識の美しさ
などがあります。
そもそもなぜ裏花言葉があるのかといいますと、スノードロップという花があり、それがスズランと似ているのです。スノードロップには「貴方の死を望みます」という花言葉があることからスズランには裏花言葉が生まれたといわれてます。
風評被害にしては酷いものですね……。
スノードロップについてはこちらの記事で詳しくまとめています。
スズランの色別の花言葉
さきほどご紹介したスズランの花言葉は、白色のスズランの花言葉です。
白色以外のスズランにも、ピンク色があります。
それにはきちんと花言葉があり、「可愛らしい」、「愛らしい」の2つです。
ピンク色の花言葉にはぴったりですね!
誕生日などで男性からプレゼントされると、女性は嬉しいかもしれません。
スズランの花名・花言葉の由来
スズランの花名は「鈴蘭」で、キジカクシ科でスズラン属の植物です。
花名の由来
スズランの名前の由来は、蘭の花に似ているからです。
英語にすると「Lily of the valley」と表されます。
またスズランには他の呼び名もあり、
- 君影草(キミカゲソウ)
- 谷間の姫百合(タニマノヒメユリ)
の2つあります。
「君影草」の由来は、花が葉っぱの下に隠れて咲くことからつけられました。
そして「谷間の姫百合」は属名からつけられました。
コンバラリア(Convallaria)という属名をラテン語にすると「谷間(convallis)」「姫百合(leirion)」になり、これが「谷間の姫百合」の由来です。
ラテン語の属名から名付けられたのですね。
とてもおもしろいです!
花言葉の由来
次にスズランの花言葉の由来についてご紹介したいと思います。
全般の花言葉である「再び幸せが訪れる」は、北国の人が春の訪れの喜びである印がスズランということで付けられました。
「繊細」というのは見た目から、つけられたのだと思います。
見ていればそんな感じがしますよね。
「純潔」は、イエス・キリストが処刑された際に、聖母マリアの涙がスズランになったことから付けられました。
こういった歴史から花言葉になることってあまりないと思うので、知識として覚えておくといいかもしれませんね。
「謙遜」は、控えめに咲いていることから付けられました。
確かにスズランの花は、葉っぱに隠れており少し控えめな感じがします。
納得です。
裏花言葉の意味
次に裏花言葉の意味についてご紹介したいと思います。
「リラックス」は、裏をかくと『疲れ』や『ストレス』といった意味合いになるのです。
「平穏」は、『不穏』という意味合いになります。
不穏……つまり穏やかではない、険悪ということです。
「幸せが帰ってくる」は、幸せの裏をかいて、『不運・不幸が帰ってくる』という意味になりかねるのです。
イメージが壊れてしまいそうです。
「再び幸せが訪れる」も、「幸せが帰ってくる」という花言葉と同じように、幸せの裏をかいて『災難・困難』を意味しているのです。
裏花言葉、おそるべしです。
「ピュア」は、『不純』という意味合いになります。
つまり心が穢れているということです。
「無意識の美しさ」は美しい、つまりその反対は『妬み』です。
妬みという意味合いになってしまうなんて思いもしませんでした。
ですが裏花言葉は日本だけで付けられているものですので、そこまで意識しなくていいかもしれないです。
スズランはいつの誕生花?
スズランの誕生花は、
2月3日、3月17日、5月1日、5月2日、5月3日、5月5日、5月28日
の7つです。
誕生花の数もほどよいですね。
フランスでは5月1日を「フランスの日」と名付けており、愛している人へスズランの花束を贈るのです。
スズランの季節・開花時期
スズランの季節は早春から早夏で、開花時期は4月から6月ほどまでです。
連休中に見に行くのもありですね!
ですがスズランには毒があるのでむやみに触らない事をおすすめします。
あのきれいな花や根に毒を持っています。
万一触ってしまったら、手をきちんと洗ってください。
もしお手入れをする際は、軍手などをはめて防止するといいですね。
誤ってスズランの花瓶の水を幼児やお子さんが飲んでしまうことがないよう、要注意です。