花別の花言葉

ベロニカの花言葉・誕生花は?ピンクやブルーなど色別の意味

ベロニカ 花言葉

花の立ち姿が美しく、凛とした気配を湛える爽やかな花色が魅力的なベロニカ。

花壇にもよく植えられているため、私たちのとってなじみのある花なのではないでしょうか?

この記事ではそんなべロニカの花言葉・いつの誕生花なのかをまとめてみました。

ベロニカ全般の花言葉

ベロニカの花言葉には

  • 忠実
  • 名誉
  • 欧米では「female fidelity(女性の忠誠)」

といったものがあります。

花言葉の1つ1つが、ベロニカの高潔なたたずまいを思わせる花言葉になっています。

それでは一つ一つの花言葉を見ていきましょう。

忠実

ベロニカには「忠実」という花言葉があります。

花壇の中でたくさんの花の中で咲いているベロニカは、その数が少なくともベロニカの美しい色合いや縦のラインから際立った存在感を感じさせます。

その姿からはベロニカ自身が持つ美しさを飾らずに発揮するある種の忠実さを感じさせます。

名誉

ベロニカの花言葉には「名誉」という意味もあります。

ベロニカには様々な品種がありますが、ベロニカ・ペドゥンクラリスなどの種類では、個々の花は小さくとも一輪それぞれが美しく集合体としてみるとさらにベロニカの美しさを際立たせるといった魅力の相乗効果を起こしています。

その美しさから世界中で愛されてきたベロニカに「名誉」の花言葉はふさわしいと言えます。

female fidelity(女性の忠誠)

ベロニカの花言葉の由来となったキリスト教の聖女ベロニカ。

敬虔なキリスト教徒の女性であった彼女は、十字架を背負いゴルゴダの丘へと歩くキリストを憐れみ、額の汗を拭くように自身のヴェールを差し出しました。

キリストが汗を拭き、そのヴェールを彼女に返したとき、彼女のヴェールにはキリストの顔が浮かび上がっていたという伝説が残されています。

ベロニカの花の名前の由来ともなった彼女の慈悲深い行動や人間性から、ベロニカは「female fidelity」(女性の忠誠)という花言葉の意味を持っています。

ベロニカの色別の花言葉

ベロニカは非常に種類が多く、世界で300種類ほどが存在しているといわれています。

代表的なものにはベロニカ・スピカータやベロニカ・ロンギフォリアなどがあります。これらの代表的な種類では、青~青紫色の細かい花を咲かせます。

一方、這性種の代表のペドゥンクラリスの改良品種のオックスフォードブルーは、春に小さな一重の花を咲かせ、寒い時期には赤茶色に紅葉し青い花との対比がきれいです。

ベロニカの花言葉は色別に分かれていませんが、ベロニカの仲間は数多く、種類によって姿かたちがまるっきり異なるため、バラエティーに富んでいます。

色は青・紫・ピンク・白などがあります。

そのため、プレゼントや贈り物をする際に、ベロニカを添えたいときに色合いや形状をその時々に応じて対応できる幅が多いと言えます。

どの品種も独自の魅力を持っているため、小物に沿える、花束に加えてみるなど、非常に汎用性が高い花であると言えます。

ベロニカの花名・花言葉の由来

花名の由来

ベロニカの花名は、属名の学名「Veronica」はキリスト教の聖女ベロニカ(Veronica)に捧げられたものと言われています。

また、この属が元々「Vetto-nica」であったものが変じて「Veronica」になったともいわれています。

花言葉の由来

聖女ベロニカが十字架を背負ってゴルゴダの丘へ向かうキリストの汗をぬぐったところ、その布にキリストの顔があらわれたといわれています。

花言葉の「忠実」「名誉」、欧米での「female fidelity(女性の忠誠)」も聖女ベロニカにちなんでつけられたと言われています。

凛とした深い色をしたベロニカの佇まいは、聖女ベロニカの女性としての高潔さを感じさせるのにぴったりですね。

ベロニカはいつの誕生化?

ベロニカの誕生化は、5月28日、6月16日、6月20日です。

梅雨入りや初夏の気配が始まる季節に、ベロニカの爽やかな色合いがぴったりですね。

親しい人の誕生日にベロニカの花を送ってみるのも、おしゃれなプレゼントになると思いますので、おすすめです!

ベロニカの季節・開花時期

ベロニカは種類によって異なりますが、3月~10月の間が花の見どころとなっています。

開花時期は5月から8月ですが、品種によっては暑さに弱い品種もあるので、高温期の多湿は避け、夏の間は蒸れさせないように枝を間引いたり鉢植えなら雨をよけたりしましょう。

スピカータやロンギフォリア、オックスフォードブルーは夏越しやすい品種ですが、他の品種の中にはかなり暑さに弱い品種もあるので注意します。

またベロニカは、英名では「スピードウェル」と言います。

この英名にはグッドバイの意味があり、花がすぐ散ることに由来しますが、花数が多く、脇芽が咲くものも多いので、長い間鑑賞できます。

散ってもなお美しい姿を見せるベロニカからは、女性の気品を感じさせますね。

あなたにとって身近の強い女性に贈るプレゼントに敬意をこめてベロニカを添えてみるのもいいかもしれません。

凛とした姿の裏でデリケートな側面があるのは、人も花も同じことですから、夏の時期には気遣ってあげるとベロニカは長くあなたの目を楽しませてくれるでしょう。