藤(ふじ)という花をみなさんは聞いたことがありますか?
藤は普段あまり聞きませんが、正式な花です。
とても小さな花が並んでおり、まるでブドウのような形で遠くから見るとついつい間違えてしまいます。
この記事ではそんな藤についてご紹介したいと思います。
藤(ふじ)の花言葉は怖いのか、また色別の花言葉・花名の由来や誕生花、さらに藤の季節と開花時期についてご紹介します。
藤全般の花言葉
藤全般の花言葉は、「優しさ」、「恋に酔う」、「歓迎」、「決して離れない」の4つです。
優しさや歓迎は良いイメージがありますが、「決して離れない」という花言葉が「怖い」と言われている原因だと思います。
束縛とも捉えられかねないので、恋人に贈る場合は注意したい花ですね。
藤の色別の花言葉
藤には白と紫色の2種類があり、それぞれ花言葉が存在します。
一色ずつ見ていきましょう。
白色
白色の藤は「可麗」、「恋に酔う」、「懐かしい思い出」、「貴方を歓迎します」、「決して離れない」の5つの花言葉があります。
「恋に酔う」と「決して離れない」が全般の花言葉と被っていますね。
紫色
紫色の藤は「君の愛に酔う」です。
1つだけの花言葉で、君の愛に酔うというのもまた、愛の表現に最適ですね。
紫色の藤を彼女さんや妻がいる方は、ぜひ花言葉も添えてプレゼントしてみてください。
女性は独占欲が強い生き物なので、きっと喜んでくれますよ。
藤の花名・花言葉の由来
藤の花は長く垂れ下がっているのが特徴的で、蝶の形をした小さな花が特徴的です。
また花序は20センチから30センチ。
ただ、近畿にあり「九尺藤」という品種は2メートルにまで成長するようです。
ぜひ実際に見てみたいものです。
藤はマメ科のフジ属の植物です。
和名は「藤」、英名はWisteria、学名はWisteria floribundaです。
原産地は北米、アジア、ヨーロッパです。
花名の由来
大阪の野田界隈が昔から野田藤(ノダフジ)の名所で、それが花名の由来です。
名所から花名が名付けられることもあるのですね。
花言葉の由来
怖い花言葉である「決して離れない」はどこまでも伸び絡みついて離さないという、ツルの特徴からつけられました。
つるには「離れない」という花言葉が似合っていると思います。
全般の花言葉である「優しさ」は、藤は古くから女性にたとえられており外国人を温かく迎え入れるという姿勢が働いたものだと言えます。
藤の花は外国人にも和のイメージが強いそうですよ。
「可麗」は、見た目の華やかさからつけられました。
「恋に酔う」は、源氏物語の藤壺の物語が由来です。
光源氏が母の藤壺の女御に恋をするという内容です。
「懐かしい思い出」は、白くて清楚な藤の姿から連想させられることからつけられました。
人それぞれの見方があるのでしょうね。
「貴方を歓迎します」は、垂れ下がっている房の形が人を招いているように見えることからつけられました。
いつまでも藤を見ていられるのは歓迎されているように見えるから、なのかもしれません。
紫色の藤の花言葉である「君の愛に酔う」は、紫色の藤だけについた花言葉です。
由来は浅はかで、恋人に贈るとぴったりの花言葉です。
藤はいつの誕生花?
藤の誕生花は、4月5日、4月29日、5月31日の3つです。
藤の季節はそんなに長くはないということでしょう。
藤の季節・開花時期
藤の季節は春です。
そして藤の開花時期は4月から5月頃です。
国の特別記念物に指定されているところもあります。
オススメは福岡県北九州市の「河内藤園」と、栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」ですね。
栃木県の方は日本で唯一世界の夢の旅行先9か所にランクインしました。
なんと昼と夜で違った景色を楽しむことができるんです。
ちなみに夜はライトアップしているのでいっそう藤の可麗さが目立ちます。
機会があったら見に行ってみてください。