タンポポは誰もが知っている花ではないでしょうか?
お花屋さんで売られてるのを見かけるというよりは、身近に咲いていて公園やお散歩などで歩いているとき見かけることのほうが多い花だと思います。
黄色い綺麗な花を咲かせ、そのあと真っ白で綺麗な綿毛になる様子はロマンチックですよね。
この記事では、身近に咲いていて馴染みは深いのに意外と知らないタンポポの花言葉・誕生花についてお話していきます。
タンポポの花言葉
タンポポの花言葉は、
- 愛の神託、神託
- 真心の愛
- 神のお告げ
- 思わせぶり
- 別離
- 軽薄
- 飾り気の無さ
- 楽しい思い出
- また逢う日まで
の9つです。
また、タンポポといえば黄色だと思いますが、白いタンポポもあり、その花言葉は、「探して」「見つけて」になります。
タンポポの綿毛にも花言葉はあるの?
綿毛にも花言葉はあるとされていますが、綿毛の花言葉はタンポポの花全般の花言葉と同じとなっています。
「愛の神託」や「また逢う日まで」など、綿毛が由来しているものが主に綿毛の花言葉として使われます。
その中でも最もぴったりなのが、「別離」です。
別離は別れると似たような意味で、言葉だけ聞くとよくないように聞こえますが、意味を知るとそんなことはありません。
綿毛はいつかはすべて飛んで行ってしまいます。
ここから別離とつけられましたが、飛んで行ったら終わりではなく、また新しいところに芽を出して花を咲かせます。
そんなタンポポの綿毛にはある物語があります。
「タンポポと南風」
怠け者の南風は、野原に黄色い髪の美しい女の子が立っているのを見つけ恋におちました。
実はその女の子はタンポポでした。
そのことに気づかない南風は女の子に夢中になり毎日見つめていました。
いつのまにか女の子の髪は白くなり老婆になってしまいました。
南風はショックのあまり大きなため息をつきました。
その大きなため息に飛ばされてしまい、白髪の老婆になってしまった女の子もいなくなってしまった。
このお話が「別離」という花言葉がつけられた理由の1つとなっています。
タンポポの花言葉の由来
「愛の信託」「真実の愛」「思わせぶり」という花言葉は、はヨーロッパでタンポポを使って恋占いをしていたことからきています。
「神のお告げ」という花言葉も占いからきています。
ヨーロッパでは、恋占いのように綿毛を吹き飛ばし、一吹きですべて飛ばすことができたら幸運が訪れるという占いがあったそうです。
また、タンポポは黄色い花が真っ白な綿毛になるといった他の花には無い魅力がありますが、花自体は特に個性的な形をしているわけでもなく、色鮮やかなカラフルな色をしているわけではありません。
そんなタンポポの花から「飾り気の無さ」という花言葉がつけられました。
「軽薄」という言葉は、態度などに重みがなく、慎重さがないことや物事を軽々しく考えうわべだけで真心がないことです。
綿毛といえば、軽く風が吹いたたげでも飛んで行ってしまい簡単になくなってしまいます。
そんな綿毛が由来しています。
小さいころ公園に行きタンポポ見つけて、綿毛を飛ばしたり思い出はあるんじゃないでしょうか。
ヨーロッパでは、子供に綿毛を全部飛ばせたら好きなものを買ってあげるといい飛ばして遊んだりしたそうです。
そんな子供のころの楽しかった思い出から「楽しい思い出」という花言葉がつけられたそうです。
「また逢う日まで」と聞くと少し悲しいような感じがしますが、綿毛になり飛んでいってしまえば、別れても飛んで行った先でまた花を咲かせ出会えるかもしれないということからきています。
同じような理由で「別離」という花言葉もつけられています。
白いタンポポの花言葉「探して、見つけて」は、タンポポといえば黄色と思うほど白いタンポポは身近に感じないと思います。
そんな珍しい、なかなか見かけることのない白いタンポポを探してほしい、見つけてほしいというところからきています。
タンポポはいつの誕生花?
黄色のタンポポの誕生花は、
2月7日・2月18日・2月19日・3月10日・3月13日・3月23日・3月29日・4月3日・5月3日
となっていて、白いタンポポは2月7日・2月29日が誕生花となっています。
タンポポの季節・開花時期は?
タンポポは、春の花としてとても有名ですね。
その中でも、最も盛んな時期は3月~4月です。
出回っており見かけることができるのは、2月~5月です。
春になったら散歩してみて、きれいに咲いているタンポポや、飛んで行ってしまう綿毛を見るのも素敵だと思います。